ある日、柚月葉は日課の神社参拝のあとに、一人の男にぶつかってしまう。
男は柊紫月(ひいらぎ しづき)と名乗り、柚月葉に「視えるのか?」とたずねる。
心当たりのない柚月葉はそのまま男と別れ、幼馴染の不知火衣緒(しらぬい いお)と学校に向かうが、学校に着いたところで一人の女子生徒から『甘い匂い』がすることに気づく。

柚月葉は女子生徒に声をかけるが、取りつく島もなく、手酷く振られてしまう。

そんなある日、嫌な気配がしてやってきたという紫月と出会う。
共に異変の元に行くと、そこにはあの女子生徒が。
「 妖に魅入られている。こうなったら助けられない、食われるしかない」と語る紫月。
柚月葉は納得できず、女子生徒に向かって足を踏み出した。

無事に女子生徒を助け出すことができた柚月葉。
紫月は、柚月葉には毒の花を浄化する力があると言い、自分の仕事を手伝ってくれないかと柚月葉を誘う。
紫月は妖や幽霊退治を専門としている『退魔師』だった。
そして、ひとまずの礼として、紫月は柚月葉に自分の『目』を貸し与える。
なんと、柚月葉には『神守り』と名乗る狐の妖がついていたのだった。

心に咲く毒の花を浄化する柚月葉を守りつつ、自分も力をもらうと語る妖の巳月(みつき)と、退魔師の紫月と関わったことで、柚月葉の運命は大きく動き始める。

第一章

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