
こんにちは、塩羽間つづりです
アルファポリスさんと自サイトさくらメモリーで掲載していたお話、妖精姫と忘れられた恋が2月23日に完結しました!
このお話の構想自体はもうずっと前で、当時ネット小説の「テンプレじゃないと読まれない」という状況を知らなかった私は、自分の好きなもの、好きな設定だけを詰め込んでお話を作っていました。
そして、数話書いて掲載をはじめ、ネット小説にあったタイトルとあらすじとタグ(ようするに流行ポイント)がないと読まれないという現実を知り、その後お試しで書いたテンプレ風のお話がとても読まれたことで、このお話はそっと削除をしてしまいました。笑
そんな苦い思い出とともに、でも自分の好きな設定、読みたいお話をふんだんに盛り込んでいたという背景もあり、いつか完結させたいお話として、たいして進みもしていないのにずっとサイトトップにあったお話です。
このお話が完結できるようになったのは、正直に言うと「個人サイトに引きこもって自分の書きたいお話を見つめなおしたこと」、そうして「AIが普及したことで自分だけのお話をつくることに自信を持てたこと」がとても関係しています。
とくに、自分の中では後者が大きかったです。
AIは使い方などで今なおいろいろ問題にもなっている技術ですが、「イラストは二次創作じゃないと見られない」、「小説はテンプレじゃないと読まれない」といわれる状況に息苦しさを感じていた私にとっては救いの技術でした。
なぜかというと、当時話題になっていたAIイラストにおいては「絵柄がすべて同じ」という制約があったからこそ(二次創作をあまりしてはいけないという暗黙のルールもあった)、それぞれが自分の性癖、オリジナルキャラクター、自分の好きなものを生み出して、利益もメリットも全部無視して、作りたいから作るというのをしている人が多かったからです。
そんな環境に身を置くことができたからこそ、「私は私の作りたいものを作ってもいいんだ」と自信を持つことができました。
また、投稿していたイラストが全部オリジナルキャラクターだったにも関わらず、だんだんといろんな人に見てもらえるようになったのも「もう一度書こう」という気持ちを後押ししてくれました。
ストーリーがないのにキャラクターの絵ばかり作っている自分に違和感が生じたからです。笑
そんな時期に、ちょうどアルファポリスさんの恋愛大賞があると知り、テンプレも流行要素も時代に合ったタイトルもなにもないこの「妖精姫」のお話を、もう一度書いてちゃんと完結させてあげようと思いました。
そして無事、締め切りのようなものがあったことで、モチベーションが途切れず完結までいけました!
正直、50人に見てもらえれば御の字のお話でした。
それでも、多くの人に読んでもらいたい思いはあったお話だったので、人目を引く要素があまりないなかでもいろいろ工夫を絞りだし、結果的に多くの方に見ていただくことができました。
感想に、エール。本当にありがとうございました!
恋愛大賞に応募をしていますが、結果うんぬんよりも、このお話は私が書きたいものを詰め込んだお話だったので、そのお話がちゃんと完結して、多くの人の目に触れてもらうことができた、それだけでとっても満足です!!
ネット連載の性質上、読者さんたちの感想も見て、エピソードの入れ替えやストレス耐性調整などもおこなったので、初期プロットとは若干違うところもあります。
初期プロットや設定系はそのうち限定プラン(たぶん上位プラン)に乗せておきます。
どうして上位プランなのかというと恥ずかしいからです。
走り書きやポイント、葛藤などもそのままですので……笑
なのであまり多くの人には見られないと思われるプランにこそっとおいておきます。
それでは、当時からご存じだった方は、数年かけての完結、大変お待たせいたしました。見守ってくださりありがとうございます。
これからどんな形で物語を作っていくか、私もまだわかっていませんが、物語作りは今後も続けていくと思います。
これからももよろしくお願いします!
お読みくださりありがとうございました!